アンディ・レイキ(アンドリュ・レイキ)
プロフィール
1959年、フランス・シャトルー生まれ。カリフォルニア在住の画家、メディアアーティスト、彫刻家。 2012年、没。
象徴主義、最小限主義に基づき「独自」のカテゴリーを確立。独特なテーマと驚異的な表現法により、プロの芸術家として成功した数少ない画家の一人。 ローマ法王・アメリカ歴代大統領もレイキの作品を愛蔵していることで知られている。
作品について
アンディの画法は実に素朴なうえに独創的です。捉えられたイメージを、魅惑的な色、波状のライン、シンプルな形で表現するため、描かれる作品は整然としています。その隠喩的なデザインは、わたしたちが理路整然とした世界、生きる価値のある世界に生きていることを告げる、力やサインやシンボルへの理解をいっそう深めてくれます。
アンディは、メインのテーマに「天使」や「ハート」のようなヒエログリフ(象徴)を用いますが、その本質は、スピリチュアルなテーマというより、霊気あふれるエネルギーです。作品を特徴づける線、形、ルーン文字風のデザインの複雑な動きと、それらのバランスから生み出された表象は、あたかも私たちをより深遠な、調和、バランス、ポジティブな結果といった、五感で悟る真理へと導いているかのようです。
アンディの描く肖像画は、偶発的なイメージというよりも、その人物の体内における生理的反応や状態までをも描き出した、絵画による要約データです。 それは肖像画を超えていると言っても大げさではないでしょう。
アンディが手がけた作品は、好奇心をそそり、美術市場に存在感を醸し、アメリカ美術界で活動するアーティストとしての、圧倒的な実力を裏付けています。